全ての宝石は結晶体としての固有の光学的特性をそれぞれ有しており、その光学的特性を観察して鑑別や品質の鑑定を行います。
多種多様な鑑定方法のなかで、鑑別という点では屈折率を測定するのが最も信頼性の高い鑑定方法とされています。コンパクトな設計に測定部を暗室にするカバーが装着され、自然光による測定なので、使用環境を選ばない普及型です。
また、偏光フィルターが標準付属するので、複屈折率の観察測定もできます。屈折率の測定範囲は1.30から1.81までと広範囲に及びますので、大半の宝石類の観察鑑別が可能です。